品のいい緑が印象的な外観
木がたくさんで癒される玄関ホール
一枚板のかっこいい扉
さて、「山本さんの緩くて自由奔放な雰囲気が決め手」と山本工業一級建築士事務所のわくわく家づくりに参加したのは、Hさん。和気あいあいとしたほのぼの家族でした。
早速、カンノ、直球でぶっこんでみました。
カンノ「ぶっちゃけ、何点でした?」
奥様「山本さんも、不便な所無いですかって聞いてくれるんですけど、これといって無くて。。。山本さんと喋っていると、知識がすごくて、どの工務店さんも首を傾げるような事も、一緒にやりましょうって言ってくれたんです」
施主さんお気に入りのカタログ「tool box」
奥様「こんなこと言っても良いかなってことも、親身に助言をし続けてくれました。」
カンノ「例えば?」
奥様「両親も義両親も家相を気にする方で…間取りを決めるのが大変でした。でも、山本さんが両家とも納得する提案をしてくれました。それ以外に私達夫婦もこだわりが強くて一般的なメーカーだったら予算オーバーなところも、こちらに寄り添ってしっかりプランを組んでくれました。ちょっとマニアックなカタログとか取り寄せて見せたら、面白いですね!やりましょう!って言ってくれて、逆に「えー」って(笑)プロじゃないと分からないメリットデメリットも教えてくれるからデザインだけじゃないってことがわかり、とても心強かったです」
・・・本当にそれだけだろうか・・・
カンノ「山本さんもこだわりますものね」
奥様「はい(笑)私達は床板にはこだわりが無かったのですが山本さんからは無垢材の杉を推されたんです。でも予算の関係でパイン材に。私たちの意見に否定はしないけど、こだわりも強いので、山本さんの提案を断ると顔に出ていることがありましたね(笑)
カンノ「あちゃあ(笑)」
奥様「天井は本物の木がよかったけど、薪ストーブを置く関係でビニールクロスにしなくちゃならなくて、でも雰囲気だけでも木が良くて、木目のクロスでいいですって言ったらあからさまに嫌な顔をして、”それだけは使いたくない!木調でない柄のクロスにしてください”って。
木がいっぱいで落ち着きますね。
カンノ「出た!それだけは使いたくない!名言ですね。オチがあって良かったです」
奥様「いえ、でも、ポリシーがしっかりしていると思いました。それに、あとあと考えるとその方が良いって納得できることばかりでしたから。クローゼットの扉は本物の木じゃなくて。妥協しちゃったんです。ここまで木なら木を使った方が良いって言われたんですが・・・
ドアだけが既製品で。確かにちょっと頑張って、木にすればよかったなと。でもやっぱり予算を抑えなきゃって妥協しちゃったんです。けど、最後いくらか余ってたので、クローゼットの扉は木でも行けたかもなと後悔しています」
カンノ「なるほど。予算とのせめぎ合いは山本さん、頑張ってくれますものね」
奥様「一緒に考えて一緒に悩んでくれたので、山本工業さんで建てて良かったですよ。山本さんのキャッチコピー 通り、ワクワクしながら打ち合わせができて楽しかったです」
ご主人がどうしてもどうしても入れたかった念願の薪ストーブ
山本工業一級建築士事務所さんのお客さん達の話を長年聞いてきましたが、100%出てくるのが、この”参加型家造り”。数々の山本さんの名言「え?塗らないんですか?」とか、まだお住いが東京で栃木で建設中の施主さんに「いつ塗装しに現場に来られますか?」とか(笑)家は買うものじゃない。造るものだ。そんなスピリッツを毎度感じさせてくれますが・・・今回はかなりハード事例でした
ご主人「ご主人だったら、出来ますよ。って山本さんが。それからはもう、あっという間に楽しくなってしまって。最初は現場に照明がなく、夜は玄関にあるランタンを灯しながら、床を塗りました(笑)」
カンノ「すごい(笑)」
奥様「主人は毎日のように行って手伝っていたんです。」
ご主人「床だけでも全部木になってくれたのはよかったかなって。予算的に無理だろうって思っていたんですけど。なぜか、普通のフローリングより低コストになっちゃいました」
カンノ「これがもしかして旦那さんが塗られた床!いいですね。この色」
ご主人「流石にここまで塗るのかな。と思ったのが、・・・」
カンノ「ええっ?え?!上も塗ったんですか!?(子供部屋の天井付近にある縁)オシャレだなぁと思っていたんです。見せ梁(はり)っぽくて(笑)」
天井付近の塗り作業は高所作業ですし、きっとハードだったことでしょう。ですが、その思い出を話す旦那様は誇らしげでかっこよかったです。
旦那様が夜な夜な塗った床。落ち着いた素敵な色でした。
奥様「主人が取ってきた流木を主人が磨いて塗装もしてました」
カンノ「ご主人、大活躍ですね!」
ご主人「そうなんです。意外に・・・・もうちょっと感謝していただきたいです。」
カンノ「めちゃくちゃ働いてますよね」
ご主人「そうです。ここだって塗ったんですから!!」(階段の笠木)を指差して
カンノ「えっ、ここも塗ったんですか?!えええ・・・っ・・もう、ほんとお疲れ様です」
気に入った枝をゲットしては、家の部材になっていくのも思い出
家を造るという経験を提供してくれる山本さんの家造り。最初に聞いた時は耳を疑いましたが、みなさん、完成後は物凄く自分の家の材料やサイズに詳しくなって、毎回楽しそうにお話をしてくれます。
奥様「山本さんが教えてくれた福島の材木屋さんに3、4回行ったり、山本さんのバックアップしている会社の人たちもみんないい人でした」
ご主人「コンセント系は全部 スタッフの大島さんです」
奥様「私がここにコンセントつけてください、って言った場所が使いづらいです(笑)
大島さんが提案してくれたのがスムーズです。使いやすい位置につけてくれました。
ご主人、大きく頷く。
奥様「大工さんとのお別れ、最後は悲しかったよね」
ご主人「一緒に仕事した仲間みたいだったからね。でも連絡先は聞いたかから一生のお付き合いができるかなって」
奥様「本当に、いい出会いばかりでしたね。山本さんが関わる協力業者さんは本当にどこもよかった」
最後は仕事仲間みたいになった大工さん。家づくりで出会いが増えるなんて、嬉しい誤算。
なんだろう・・・家造りってこんなドラマチックなんですね!?すごい!
カンノ「何かクレームとかは無かったんですか?」
奥様「クロス屋さんが2Fのトイレの天井のクロスと壁のクロスを間違えました。スタッフの大島さんは、すぐに直しますと言ってくれたんですが」
カンノ「おお」
奥様「でも、直すほどのことじゃないなぁと思って、そのままにしました」
カンノ「わお(笑)良かったんですか?」
奥様「これはこれで「思い出かなぁ」と思って、
カンノ「奥様、懐がでかい!」
思い出いっぱいになった2Fのトイレ
奥様「好きなものに囲まれて暮らしているので毎日家に帰ってくるのが楽しいんです。今までメーカとか工務店に無理ですとか言われていたので、予算内でこんなに思い通りの家ができると思わなかった。大島さんや山本さんが忙しくしてるのを見て、人気があるんだなってのも伝わってきて、納得でした。同じ時期にお友達もお家を建てていたんですけど、好みが同じでも、他のメーカーさんだったからできなかったことが多かったみたいで。お互い最後に集計したらかかった工事にかかったお金も同じぐらいだったです」
カンノ (なんかいい話聞いた)
自然の材料にこだわるH様は汲み置きの水をしまっておける造作棚を作ってスッキリきれいに収納。
たくさんの木の中、揺れるカーテンが気持ちが良いです。カーテンレールにも注目。流木がいい味出してます。
いい板を見つけてしまって、どうしても取り付けたくなってしまったお気に入りの扉。
奥様「でも家づくりの時はほとんど夫婦でケンカでした・・・言えないような暴言も・・・・でも、できてくるとケンカも減ってきたよね。楽しくなって、形になって・・・もうちょっと私たちも頑張らないと。芝生も貼らないと、あと薪割りも!」
ご主人「山本さんは、最後の最後までパイン材の文句言っていましたね(笑)「なんで節が並ぶんだ!杉は並ばないのに!」って。パインの悪口を言いながら、作業してくれました(笑)」
ほっと落ち着く全面パイン材のトイレ
カンノ「・・・こだわりですね・・・脱衣室の床もクッションフロアじゃなくて木なんですね?」
ご主人「そうなんです。山本さんに、”もうここまで木でやったなら全部木の方が安い”って言われまして」
ご主人こだわりの扉。ドアの流木はご主人が磨いたもの、蜜蝋ワックス。
ご主人「重いんですよ」
カンノ「あ、ほんとだこれ、筋トレだ!!」
ご主人「けやきなんですけど。こんな重い扉が上からぶら下がって大丈夫なのかな・・・と思うんですけど」
ご主人「もう忘れられない思い出だらけですよね。玄関入るたびに泣いちゃいそう」
玄関の棚もご主人が塗装!?お客さんにどんだけ働かせてんねん!(大笑)
ページの都合上割愛しますが、外観の緑色、有孔ボードと、造作のキッチン、パントリー、汲んできた水を置くキッチンの棚、薪ストーブ、外構、洗面台、洗面ボール、水道、トイレ棚に至るまで、ご夫婦が一生懸命にこだわった家造りのエピソードを一つ一つ聞かせていただきました。
この一つ一つの板がお家になっていきました。思い出いっぱい。自分で手間暇かけて建てた家、愛着もひとしお。
奥様「アフターがすごいですよね。私たちもそうですけど、別のお客様にも「住みずらいところはないですか?」って聞いているんですよね。建て放しにしないし、3年経った状態、5年経った状態、10年経った状態、を教えてくれる。メーカーだと教えてくれないです。」
ご主人「人工芝の仕上がり状態が気になって今でも電話をくれますね(笑)」
カンノ「頑張ってください!!」