お客様の声

苦手なことはお願い、得意なことは自分で、配線の美しさまでこだわった家づくり
下栗町 H様
下栗町H様
レポーターかんの
Reporter:かんの
今回のH様邸は白を基調とした外観のおしゃれな住まい。室内も明るく開放的、清潔感いっぱいの空間で気持ちよく過ごせそう。旦那様は電設資材の販売店にお勤め。奥様も在宅でのお仕事をなさっていて共働きのご夫婦。今回も土地探しからお家づくり完成までのお話、いろいろ伺ってきました。 /栃木県宇都宮市
この記事の内容:インタビュー・(H様の場合)/インタビューを終えて
お気に入りの家具を中心にリビングをデザイン

かんの  ソファ、すごく素敵ですね。

奥様   はい。とても気に入って買いました。でもソファの実際のサイズが自分たちのイメージと違ってかなり大きくて、一旦決まっていた設計のリビングに入らない事が分かったんです。 設計の変更に対応してもらえたのでホント良かったです。結果、リビングもソファに合わせて広くなりました。

“大きなソファー”

大きなソファーのあるリビング



かんの  家具ありきでお家を作るのもいいですよね。

奥様   いちばん最初に「たぶん置けるだろう」と思って買ってしまったので・・設計変更、間に合って良かったです。

かんの  (これは注文住宅だったから出来る事ですね)

山本工業に住まいづくりを頼んだ理由
かんの   山本さんのところでの依頼はどういう経緯で?

旦那様   僕の仕事柄、電気工事屋さんとのお付き合いがあり、その中で懇意にしている工事業者さんからの紹介です。家づくりを考えていたので相談したら、「取引先の工務店、いい家作っているから完成見学会に行ってみたら」って言ってくれたんです。

かんの   ちょっと変わったルートですね。

旦那様   そうですね。 それ以降3~4年前から時々完成見学会に行ってました。

奥様    まずは土地探し。どうしても下栗近辺で暮らしたかったのでなかなか希望に合う土地が見つからず、山本さんに会うたびに「まだ土地が見つからない~」って言ってました。(笑)

かんの   じゃあ 他の工務店やハウスメーカーとは比較しないで山本さんに頼もうかなって感じだったんですか。

奥様    そうですね。でも・・・・・実は私の仕事の知り合いの方が大手ハウスメーカーの関係者で、紹介された建築場所や土地の価格も希望に近かったので、そのハウスメーカーで話を進める予定でした。ところがその土地が市街化調整区域で家が建てられないとわかり断念。今考えるとそのハウスメーカーだと予算が合わず無理だったかなって(笑)当初はショッピングモールにある住宅展示場にも見学に行ったりしていろいろ情報を集めたけど、工務店さんの方が私たちの話やわがままも聞いてくれるかなって思うようになりました。

かんの   じゃあ今の土地に出合ってからはトントン拍子に話が進んでいった感じなんですか?

奥様    いえ、それがこの土地も建築条件が付いていたり、2区画に分割されていて狭かったり、希望に合うものではなかったんです。でもなぜか気になっていて、暫くしてまた調べてみたら、建築条件がなくなっていたんです。つまりどこの工務店にお願いしてもOKということで、狭かった1区画を隣同士2区画一緒にして購入。理想の土地になりました。

かんの   (やはり土地探しは大変だなぁ)

出来る事は自分でやってコストダウン
かんの   実は、建物が完成する前にこのお家を見せていただいたことがあるんです。今日お伺いしたらお庭がすごく綺麗になっていて驚きました。外構ひとつでこんなにも家のイメージが変わるんだなって。

旦那様   駐車スペースのコンクリートやウッドデッキや人工芝の下地などは山本さんにお願いしましたが、自分たちでも出来そうな人工芝を敷いたり花壇を作ってその周囲のタイルを貼ったり、素人でも出来るところはやりました。大変だったけど(笑)

かんの    すごい!!!

奥様     私はDIYが得意じゃないので、夫が頑張ってくれました。

旦那様    まだタイルの目地は出来てないんですけどね。

かんの    今日お邪魔した時にちょっと感激しました。業者じゃなくてもでもこんなにきれいに出来るんですね。

5人家族、共働き。海外製食洗器が使えるキッチンがマスト
かんの    アイランドキッチン、素敵ですよね。

奥様     キッチンで今回一番の希望は「ドイツ製の食洗器Boschを使いたい」だったんです。Boschは予洗いなしで食器がピカピカになる食洗器なんです。

かんの    大きいし、一度にたくさん洗えますね。

奥様     そうなんです。 日本製のキッチンに取付できるか心配していたんですが、スタッフの大島さんが相談にのってくれて無事設置出来ました。

“海外製食洗機Bosch採用の大きなアイランドキッチン”

憧れのアイランドキッチン!食洗機は大容量の海外製食洗機Boschです。



かんの    そうでしたか。海外メーカーの食洗器が入るキッチンは限られていますよね。旦那様は今回どんな要望を伝えましたか?

旦那様    ちょっとした棚ですかね。例えば2階廊下の絵本を置くニッチや、階段下の棚。こんな細かい仕事やってくれるのかなって思っていたけど、 お願いしたら「あー、わかりました」くらいな感じで簡単に作ってくれて。ハウスメーカーだと、なんかしら理由をつけて難色を示されたり、高額の追加工事になりそうだけど、大工さんの手間と棚の板代くらいの請求で有り難かったです。

“ニッチの棚

ニッチの棚



奥様     私たちが気づかないところにいいアイデアをもらえたこともありました。リビングのテラスサッシに取り付けるカーテンを当初何も考えないで普通に付けようとしていたら、「せっかく大きな窓なのに、それじゃカーテンで隠れて勿体無いですよ」って言いながら窓に掛からないように工夫して綺麗に取り付けてくれました。そういう細かいところに気づいてくれて、とても感謝しています。

“大きな窓と、名脇役のカーテン!

大きな窓と、名脇役のカーテン!



奥様     注文住宅だと自分であーしたい、こーしたい、って言う希望が叶うからありがたいです。

旦那様    僕なんか「それは無理かな」って思ったことがあったけど、お願いしてみたら意外と快く対応してくれたりして。

奥様     わがまま聞いてくれるって感じだよね。いま思えば結構ふたりでいろいろと要望を言っていたと思うんですよね。大島さんがその都度事細かにメモを取っては、すぐに確認してくれて、グループLINEとかでよくやりとりしていました。

かんの    LINEだったら、思い出した時に連絡できますものね。メモ代わりになって後で見返すこともできるし。

実はこれもやりたかったな、ってことありますか?
奥様     1階の屋根部分に2階から出入りが出来る大きなテラスを作りたかった。

旦那様    1階のピアノ室の上部がかなり広い屋根で、もったいないからバルコニーにしちゃえばいいかなって思ったんです。でも工事予算や断熱性能、防水の面で却下されました。(笑)

かんの    ん? 誰に却下されたのですか?

旦那様    山本さんにです。 私たちが強硬に言えばやってくれたとは思うけど、費用がかかる工事になりそうだったので心配してくれたのかもしれません。

奥様     (旦那さんに) あと何かある?

旦那様    設計上しょうがないんですけど、ベランダ上の軒の出(ひさし)がもう少し欲しかった。多少の雨なら濡れないように出来たらなって。あとベランダの排水口周りに雨水が流れ切らずに溜まっていて結構汚れが溜まりやすい。

奥様     先日山本さんに「想定外だった点ありますか」って聞かれて答えたのは、洗面室の床。ドアを開けるとリビングの床とつながるので見た目でリビングと同じフローリングにしたけれど、濡れても安心なクッションフロアーでも良かったかなって思いました。

かんの   注文住宅は決めることがいっぱいで大変ですよね。こんな事も決めるのっていうくらい細かくて。

旦那様   仕事柄、他の工務店のことも知ってますが、換気扇のカバーの色を何にするか聞いてくる会社はあまりないですよね(笑)基本的に会社の標準で決まっていたりするので、こんな細かいところまで選ぶって中々ないです。

かんの   ハウスメーカーによってはスイッチプレートの色も位置も決まっていたりしますよね。山本さんのところは施主が決められる範囲が多いですよね。好き好きもあると思いますが。

奥様    他の会社さんがどうやっているのかわかりませんが、私は結構細かく決めたい方なので、良かったです。確かに大変でしたけど。

かんの   逆にこんなに決めさせてもらえる会社、無いんじゃないかと思っています。

得意な電気関係の配線手配は自分で。より大満足の結果に。
旦那様    この住宅の電気工事は僕の仕事の関係で山本さんの工事とは別に施主工事にしてもらいました。

奥様     ハウスメーカーだとたぶんこうはいかないよね。

旦那様    出来たとしても結構限定されてしまうと思う。例えば施主支給品は照明器具だけとか。

       山本さんは僕の仕事の内容も知っているし「大丈夫ですよ」って快くOK。

奥様     満足です。 悪いところないよね。

“工夫された配線

テレビの下がスッキリしているのです。D V Dなどのための配線は全てソファー裏にある階段下のスペースに配線したとのこと。



“工夫された配線

ソファー後ろのスペースにT Vの配線が隠してあります。旦那様の特技を生かした素晴らしいアイデア!



旦那様    妻の希望で、キッチン横の棚に、子供たちの学校用のパソコン、各々の携帯電話、それに仕事用の携帯、パソコン、電話やプリンター、インターネットの電源等、すべて集約。綺麗にコンセントを並べました。

奥様     前の家では充電場所が狭くて、邪魔だったり、充電器がどこかに行ったり、タップふやしたらホコリが溜まるし。(笑)

旦那様    今回はそうならないように配線出来ました。この棚スペースだけでコンセント全部で10口。

旦那様    あちこち、色々なところで充電しているのが嫌だし。

奥様     ごちゃごちゃしているのも嫌だし。

かんの    あれない?これない?って聞かれるのも結構ストレス。

奥様     ゲーム機の充電もあるし。この棚は我が家の充電ステーションです。(笑)

“充電ステーション

これが、こだわりの充電ステーション(コンセント棚)



かんの    最後に山本さんに点数を付けたとしたら?

旦那様    100点満点だと115点(笑)120点にはしないけど115点。

奥様     私は130点

かんの    お二人とも100点越えですね。

“トイレ

シックにまとまってるトイレ



“造作洗面

洗面も造作でかわいいです



インタビューを終えて編集後記/記者:かんの

今回のH様邸は電気配線が見事で惚れ惚れしました。配線って地味だけど すっごく大事。そしてやり直しがきかないもの。家を建てるときは何十年先の生活も見越して建てるものだし、コンセントやスイッチの位置も大切。実用性と見た目の美しさを両立させた今回の配線。H様の電気配線美学を感じました。そして、H様のお家。山本さんの和風要素はほぼなかったところも驚きでした。今回のレポートもとっても楽しかったです。 ありがとうございました。

  • #寄り添い設計
  • #木の家
< 前の記事
ページトップ