「なかなか進まない打合せ」
予算は２０００万円、その中で自分たちの希望の家ができるのか？
家づくりの前に、建築業者選びで私たちは苦労していました。
大谷石や、梁の工夫など、これもしたいあれもしたいということで、随分と　ハウスメーカーや建築業者さんを困らせていました。

ハウスメーカーさんは、すぐに設計図面が出てきたりするので、その完成図がイメージしやすかったです。
設計事務所の場合は、どうしてもその完成形がすぐに分からず、どうしたものかと、悩まされていました。
なかなか決まらずどうしようかと言うときに、山本さんを紹介されました。

「大丈夫ですよ」

私たちの希望をすべて飲んでくれると言われた時には、夫と共に大喜びでした。

打ち合わせが始まると、他のところでは険しい顔をされていたことも、すべて解決していき、山本さんとの打ち合わせの最中は、夢が広がる思いで　楽しかったのをよく覚えています。

「それでもうまくいかない家づくり」

山本さんが不在の期間、別な方に担当が変わったのですが、思うように打ち合わせが進みませんでした。
やきもきしながら、家づくりは、やはり息の合った設計者との打ち合わせが必要だと気がつきました。

山本さんが戻って、再び楽しい家づくりが始まりましたが、今度は出来上がり直前に、　床の張り替え作業ができてしまい、納品手前にもしかして予定通り家に移れないという不安がありました。

とても出来栄えに感激していたので、目の前に御馳走があるのに食べられないような状態で、あたふたしていました。

「住んでみて　心から納得しています」

予定通りに家に移れるように、山本さん達が頑張ってくれて、ようやく長かった家づくりが完了し、引っ越しが終わりました。

「むくの木はあたたかい。」「アパート暮らしだったので、洗濯機が部屋の中にあるのはやっぱりいい。」「日当たりがいい。」など住んでみて良かったと感じていることがたくさんあります。

いろいろあったけど、今の家は本当に心が安らぎます。
こだわってこだわって造った家の陰には、山本さんの大変な苦労があったと思います。

でも、そんなこだわりをすべて良しとしてくれた山本さんの家づくりへの執念こそが、「これこそ一流」と呼べるような、そんな設計者の証だと思います。

山本さんに頼んで、良かったと思います。
長生きしてくださいね　リフォームも頼みます（笑）