古材で遊ぶ
ko_midasi
古材とは、築70年以上の古民家から採取される良質な木材を意味します。
古材は、傷もあれば割れもあります。でも、そうした傷や割れは一朝一夕には生まれません。それは新しい木材にはない、長い年月を経た古材だけが持っている個性であり味なのです。つまり古材には「時間の概念」があるということです。築100年の民家から出た木材ならば100年間その家を支えてきた実績があります。この実績は1年や2年では決して生むことができないものなのです。
欅・檜といった素晴らしい素材から、当時の厳しい修行を積み重ねた職人さん達が精魂込めて生み出した箪笥・建具。
だからこそ後世の私達の時代まで残ってこられたのだと思います。
個性と味、そして時間と実績。 これが古材ならではの魅力なのです。
ko_img1

古材の柱を利用した天井。迫力満点です。下にはいろりがあり、みんなでいろりを囲んでお酒を飲んだり、食事をすることができます。

ko_img2

古材の扉を使用した玄関。新築なのに、ほっとするエントランスに仕上がりました。

ko_img3

箪笥を利用した洗面台。オシャレな空間に仕上がりました。

ko_img4

一見洋風な空間ですが、古材の扉をアクセントとして利用しています。

ko_midasi2
ko_katei01
ko_katei02

4段組の大きく力強い梁。長年のほこりや煤が、建物の歴史を感じさせます。

 
ko_katei03

煤竹(すすだけ)の色がとてもきれいです。

ko_katei04

解体後、材料の形状を調べ番号を付けて保管します。この大梁はまだまだ現役でがんばって貰えそうです。これから二つとない家を作っていく醍醐味が味わえます。

ko_katei05

墨付けキザミの始まりです。大工さんの大仕事です。積もり積もったほこりを落とし、墨付けキザミ、そして仮組みを行います。

ko_katei07

大工道具の「生きた化石」絶滅寸前の釿(ちょうな)を使用して大梁の形を整えます。

 
ko_katei06

とにかく古材は大きくて重いです。曲がっているので墨付けも時間を要します。今では、プレカットが主流なのでレアな作業です。

ko_katei08

材料は一点ものなので、仕口(しぐち)の加工にも神経を使います。

 
ko_katei09

仮組み・解体を繰り返し、その後材料を磨いて建方の日を待ちます。

ko_katei10

建方当日、無事組み上がりました。古材の黒が青空に非常に映えます。ビニールで養生をして屋根が出来るまで雨を防ぎます。

ko_katei11